「愛車を眺めながら過ごす時間がほしい」「絵を描くことに没頭できる場所がほしい」。そんな趣味を思いきり楽しむための趣味部屋を、間取りに取り入れたいと考える方が増えています。建売やマンションでは実現しにくい趣味部屋も、注文住宅なら自分たちの暮らし方に合わせて自由に設計できます。この記事では、ガレージ・アトリエ・音楽室という代表的な3つの趣味空間の特徴と、間取りに取り入れる際の設計ポイントをご紹介します。

趣味を楽しむ空間づくりという選択肢
「こんな空間、地元の工務店で本当に建てられるの?」と感じる方も少なくありません。SNSで見るようなこだわりの詰まった住まいに憧れる一方で、実現できるのか不安に思う気持ちはよくわかります。ですが注文住宅の良さは、間取りや素材、動線まで自由に設計できることです。趣味部屋は、大手ハウスメーカーの規格プランでは難しい「自分たちだけの居場所」を形にできる、注文住宅ならではの選択肢といえます。
趣味部屋づくりで大切なのは、特別に広いスペースを確保することではなく、住む人の「好き」を暮らしの動線に自然に組み込むことです。リビングから独立した空間にするのか、家族の気配を感じながら過ごせる場所にするのか。趣味の内容や過ごし方によって、最適な設計は変わってきます。
アソビとくらしでは、「アソビ」=日々の暮らしに生まれるときめきや余白を大切にした家づくりをご提案しています。趣味部屋は、住む人の「好き」がそのまま暮らしの一部になる、アソビの家づくりを象徴する空間のひとつです。素材の質感や光の入り方など、細部までこだわった設計をご一緒に考えていきます。
ガレージ・アトリエ・音楽室、それぞれの特徴

趣味部屋にはさまざまな形がありますが、ここでは特に人気の高い3つのタイプの特徴と、計画時に押さえておきたいポイントをご紹介します。
ガレージ(ガレージハウス)
愛車やバイクを室内に格納できるインナーガレージは、岐阜でも人気が高まっている趣味空間です。雨風や紫外線から車両を守れるだけでなく、リビングやダイニングと連続させれば、趣味の空間を眺めながら日々の暮らしを楽しめます。シャッターの開閉音や排気ガスへの配慮から、居室との位置関係や換気計画は特に丁寧に検討したいポイントです。実際にインナーガレージのある平屋を建てられたお客様の声はこちらでご紹介しています。
アトリエ・工作スペース
絵画やDIY、手芸、模型づくりなど創作活動を楽しむアトリエは、汚れても気にならない床材や、道具・材料を収納できる棚を計画しておくと使い勝手が高まります。北向きの窓からの安定した採光は、時間帯によって色味が変化しにくいため、絵画や写真など色を扱う趣味との相性が良いとされています。作業中に出るほこりや匂いを考え、換気のしやすさも確認しておきましょう。
音楽室
楽器演奏や音楽鑑賞を楽しむ音楽室は、防音対策が欠かせません。壁・床・天井の遮音性能を高めることで、時間を気にせず演奏に集中できる環境をつくれます。防音仕様のグレードによって費用も工期も変わってくるため、「どの程度の音量まで抑えたいか」を早い段階で具体的にすり合わせておくことが、満足度の高い音楽室づくりにつながります。
間取りに取り入れる際の設計ポイント

趣味部屋を間取りに取り入れる際は、いくつかの視点で計画しておくと後悔が少なくなります。
動線と配置: ガレージは玄関や土間収納との位置関係、音楽室は寝室や隣家との距離など、趣味の内容に応じて配置を工夫しましょう。生活動線を妨げない位置に置くことも、日々のストレスを減らすポイントです。
音・匂い・汚れへの配慮: 音楽室の防音、アトリエの換気や耐薬品性のある床材、ガレージの排気ガス対策など、趣味特有の配慮ポイントを設計段階でしっかり共有しておくと安心です。担当者と一緒に、実際の使い方を具体的にイメージしながら打ち合わせを進めることをおすすめします。
収納・設備の計画: 道具や趣味の道具類は思った以上に増えていくものです。可動棚やコンセントの位置をあらかじめ多めに計画しておくと、後から「足りない」と感じにくくなります。
将来の変化への対応: 趣味は年月とともに変わることもあります。可動棚や間仕切りを活用し、用途を変更しやすい設計にしておくと、ライフステージが変わっても長く使い続けられる空間になります。
費用の目安は次の通りです。
| 趣味空間 | 費用の目安(増築部分の目安) |
|---|---|
| インナーガレージ | 150〜300万円程度 |
| アトリエ・工作室 | 50〜150万円程度 |
| 音楽室(防音仕様) | 100〜250万円程度 |
※仕様や広さ、防音・断熱グレードにより金額は大きく異なります。上記はあくまで一例であり、詳細はお見積りにてご確認ください。
岐阜でガレージハウスを建てるときの費用の考え方
ガレージハウスで費用を左右するのは、建物より土地の条件です。車1台分のインナーガレージには、車両スペースのほかに扉の開閉や人の通り道を含めて5〜6坪程度が必要になります。2台分なら10坪前後です。そのぶん延床面積が増えるため、建物の総額も上がります。
ここで効いてくるのが岐阜の土地価格です。岐阜市郊外であれば住宅地の坪単価は15万〜25万円程度で、名古屋市内と比べて2分の1〜3分の1に抑えられます。ガレージ分の面積を確保しても土地代の上昇が緩やかなため、ガレージハウスは岐阜で実現しやすい趣味空間といえます。
シャッターの種類でも費用は変わります。手動であれば抑えられますが、電動シャッターは雨の日の乗り降りが格段に楽になります。頻繁に車を出し入れするご家庭ほど、初期費用をかける価値が出てきます。
岐阜は梅雨の湿気や夏の高温多湿の影響を受けやすい地域です。ガレージやアトリエなど土間や換気が絡む空間は、調湿性のある素材や床下換気を計画に取り入れることで、湿気やカビを防ぎ、長く快適に使い続けられます。冬場は伊吹おろしによる冷え込みもあるため、断熱仕様についても居室と同様に検討しておくと、一年を通して心地よく過ごせる空間になります。
まとめ
- 趣味部屋は注文住宅だからこそ自由に設計できる、こだわりの空間
- ガレージ・アトリエ・音楽室はそれぞれ配置・防音・換気の考え方が異なる
- 動線、音や匂いへの配慮、収納計画、将来の用途変更を設計段階で押さえておくことが大切
- 岐阜の気候に合わせた素材・断熱選びで、趣味空間を一年を通して快適に楽しめる
もっと多彩なアソビのアイデアを知りたい方は、アソビのある家づくり完全ガイドもあわせてご覧ください。テレワーク向けの空間をお考えの方にはテレワーク時代の書斎・ワークスペースのつくり方もおすすめです。間取り全体の考え方は子育て世代のための間取り設計ガイドでも紹介しています。
「こんな趣味の空間をつくりたい」というイメージがあれば、ぜひ気軽にお聞かせください。ご希望に応じて、実際にお住まいの方のお家を見せていただけることもあります。



